寝ても醒めてもミドストの事しか考えられない,ミドスト大好きアングラーのみなさんこんにちわ.
ミドストなんて何してるかわからんくて全く信じていない私が,ソリッドティップのスピニングロッドを欲しくなったので触り比べに行ってきました.
さわってみた感想を共有してみようと思います.
今回のソリッドティップロッドの選出基準
- 軽量である事
- 6フィート台である事
- ボート釣行をイメージした事
- ノーシンカーワーム,ジグヘッドワッキー,ミドストを意識したこ事
- シマノ派なので,ダイワ系ではない事ww
ソリッドティップのおさらい
そもそもソリッドティップとはなんぞやと知らない人のために.
釣竿の多くはチューブ状,つまり空洞になっています.
- メリットとしては小さな振動を感知しやすく感度がよく,軽くできる.
- つまり振り抜きがよくなりキャスト精度が高くなる.
なんて事が言われています.
デメリットとして,魚がルアーもしくは餌をついばんだ時や吸い込んだ時にしっかりと口の中に入り込みにくい.これを釣り用語で「バイトを弾く」って言いますが,これが起こりやすいと言われています.
その反面,ソリッドティップは竿の中身が空洞ではなく詰まっている状態で,柔らかく曲がりやすい竿に仕上げる事ができます.構造上竿先を細くする事も比較的容易です.
最近話題の鱒レンジャーなんかはフルソリッドなので,「いやいやいや!折れるんちゃうん???」みたいな曲がり方をしてくれますね.
しかし,曲がりやすいデメリットとして,魚の口に入ってからのフッキングが不十分になりやすかったり,竿が重たくなりがちといった事が言われています.
個人的にはキャスト精度が落ちる事が一番のデメリット考えています.
ちなみにボートジギングやタイラバなんかでは,ティップだけではなく竿全体がソリッド構造になっているフルソリッド構造のロッドも使われていますね.
比較したロッド
24エクスプライド 264UL(シマノ)
18ポイズンアドレナ 265UL-S(シマノ×ジャッカル)
24ポイズンアドレナ 264UL-S(シマノ×ジャッカル)
21ポイズングロリアス 264SUL+(シマノ×ジャッカル)
ベルサート 66ULS(アブガルシア)
各ロッドの感想
24エクスプライド 264UL
※エクスプライドだけソリッドティップモデルの在庫がなかったので普通のULロッドです.
【スペック】
全長(ft.) | テーパー | 自重(g) | ルアーウエイト(g) |
6’4” | F | 85 | 2-7 |
よくも悪くも特徴がなく,クラスの目立たないけど成績が良い女子って感じ.
お値段以上すぎる.
やっぱりちゃんとソリッド仕様の物を触ってみる必要がありますね(汗
18ポイズンアドレナ 265UL-S
※21年に追加モデルとして発表されたモデルで,「21ポイズンアドレナ」と表記している情報もあるようです
【スペック】
全長(ft.) | テーパー | 自重(g) | ルアーウエイト(g) |
6’5” | FF | 87 | 1.5~6 |
加藤さんが笑いながら「すげーなこれ」と言って,こんな感じでグニャーンと曲げている様子.
触った中で一番ソリットティップ感を感じられた反面,竿先がものすごく細く感じて心許なかった・・・際立って細いわけじゃないんですけどね.
鱒レンジャーのようなソリッド感w
ただしほんの少し重たい.
24ポイズンアドレナ 264UL-S
【スペック】
全長(ft.) | テーパー | 自重(g) | ルアーウエイト(g) |
6’4″ | FF | 80 | 1.5-6 |
軽さに特徴があるロッド.
宣伝文句に「厳冬期のシャッドプラグに有効です」とあるように,さわった中で一番ソリッドティップ特有の曲がる感じは少なかった.ただし,持ち軽さは秀逸なのと一番手前のガイドがかっこいい.
オートメーション感は少なく,ティップを使うためにはしっかりと振ってあげる必要がありそう.レスポンスの良いマニュアル車を運転しているような感じ.
21ポイズングロリアス 264SUL+
【スペック】
全長(ft.) | テーパー | 自重(g) | ルアーウエイト(g) |
6’4″ | RF | 82 | 1.5-7 |
言わずもがな最高峰ロッド.超高価格.
ティップの先端だけが白くペイントされているのが特徴のモデル.先重り感あり.
さわった中で一番柔らかく,少し振るだけでペナンペナンとよく動く.
ただし,先端だけでなく全体的によく動きすぎる印象で,カタログ的にもテーパーがRFなので納得.好みじゃないので真っ先に論外だったw
ベルサート 66ULS
【スペック】
全長(ft.) | テーパー | 自重(g) | ルアーウエイト(g) | 先径(mm) |
6.6 | F | 89 | 2.5-5 | 0.9 |
ソリットティップはどこにいったと言わんばかりの,シャキシャキ感.
ベルサートシリーズのコンセプトが
“目指すべきロッド”
現代のバスフィッシングは、タフ化したフィールドに対応すべくメソッドが多岐にわたり、 それらの釣法に特化した”専用ロッド”が現場に多く持ち込まれている。 専用ロッドは釣果を求めるうえでは欠かせないが、その反面、汎用性を下げ、無暗にタックルがかさむリスクがある。
“VERSART”が目指したのは、最小限のロッド構成で行なえる、妥協なき高次元の釣り。主軸となる釣りを完璧にこなせたうえで、刻一刻と変わる状況に適応できるロッドだ。https://www.purefishing.jp/versart/features.html
とのことで,ようは専用ロッドというよりは汎用性の高いロッドに仕上げたよって事なので,ソリッドティップ特有のよく曲がる感じが少ないんだと思いました.
まとめ
全長(ft.) | テーパー | 自重(g) | ルアーウエイト(g) | |
24エクスプライド 264UL | 6’4” | F | 85 | 2-7 |
18ポイズンアドレナ 265UL-S | 6’5” | FF | 87 | 1.5~6 |
24ポイズンアドレナ 254UL-S | 6’4″ | FF | 80 | 1.5-6 |
21ポイズングロリアス 264SUL+ | 6’4″ | RF | 82 | 1.5-7 |
ベルサート 66ULS | 6’6” | F | 89 | 2.5~5 |
似たようなスペックのソリッドティップのロッドでも,さわった感じはほんとに全然違う竿で,カタログからではなかなかわかりにくいという事がよくわかった結果となりました.
実釣動画なんかを見ていると,「ミドストには軽すぎないリールを…」的なことを言っているのをよく目にする.今回触り比べてみた感じと,リールを装着した感はまた違うかもしれない.
今の所No.1候補は18アドレナかな.
あーリールも悩みの種ですね.
とりあえず,ベイトリールとスピニングリールの2台をオーバーホールに出したので,次回はそのインプレでもしてみようかと思いました.